地域包括ケアをしっかり勉強する会第6回地域包括ケア勉強会を終えて

第6回地域包括ケア勉強会を終えて

地域包括ケア勉強会の第6回目は、ICT(情報通信技術)の一つである「遠隔診療」をテーマに、勉強会を開催いたしました。ご参加いただきました皆様、大変お疲れ様でした。このページでは、勉強会の内容を簡単にご紹介いたします。

テーマ:遠隔診療の歴史と地域包括ケアを考える

  1. 遠隔診療の歴史

  2. 遠隔診療と地域包括ケアシステム

  3. ディスカッション

  4. これからの遠隔ヘルスケア
開催日時 2018年10月15日(月)
講演時間 19:15〜20:45
会場 神奈川県厚木市中町2丁目12-15アミューあつぎ6階610会議室
講師 溝口博重氏(NPO法人医桜代表理事)
主催 (公財)健康予防医学財団 厚木・地域医療介護交流ネットワーク
受講料 無料
第6回目の勉強会のテーマは、「 遠隔診療の歴史と地域包括ケアを考える ~ICT活用による地域の訪問サービス~」です。

地域包括ケアで ICT といえば、地域連携システムなどが取り上げられますが、訪問サービスとの組み合わせでいえば、遠隔診療との親和性が高いと言われています。日本ではあまり知られていませんが、国民皆保険制度が 始まってから今日まで、ずっと無医村の問題があり、「保険料は徴収されているのに医療が届いていない地域」 の解消に努めてきました。その一つが、遠隔診療の研究で、1970 年代から約半世紀も実施されています。

一方で、今年の 4 月からスタートしたオンライン診療は、少し系譜が異なり、在宅サービスとの連動といったものをイメージしています。これらを発展させれば、訪問看護や介護、リハビリにも転用が可能だと考えられています。

勉強会では、無医村問題の原因や遠隔診療の発展の背景を知るとともに、遠隔医療サービスを訪問看護や介護へどう活かしていくか、今後の課題などを考え、参加者の皆様同士でも意見交換をしていただきました。今回の勉強会も、参加者の皆様を始め、多くの方にご協力いただき、実りある勉強会にすることができました。皆様に深く感謝申し上げます。次回の勉強会も、たくさんの方のご参加を心よりお待ちしております。

講義風景